友達のことは好きでも、自分の時間を相手のさじ加減で拘束されるの、イヤですよね。
わかります。
友達の日常の些末な出来事には興味がない!
学校で会った時でエエやん!
LINEしろ、LINE!!って感じですよね。
こちら側の事情を考慮せずに2・3時間余裕で話す神経は信じがたい。でもって、そういう中身のない電話ほど、忙しいときにかかってくる。
暇で心さみしいときはかかってこないのに…!
私も以前は悩んでいました。
そこで取り入れたのが、心理学の本に記されていたDESC法です。
DESC法(デスク法)とは何か?
DESC法(デスク法)とは、相手の気持ちを尊重しつつ、自分の気持ちも大事にしたコミュニケーションのための方法です。
アメリカの心理学者ゴードン・バウアーらによって提唱されました。
①D:describe(描写する)
客観的な事実や状況を伝えます。
- バイトが忙しくて休めていない
- 明日テスト
- 今日中にレポートを終わらせないといけない
- 友達が遊びに来ている
- 具合が悪い
- 寝不足でもう布団に入っている
- 長電話で家族に怒られる
②E:explain(説明する)
相手に対する自分の気持ちや感情を表現します。
気持ちや感情を冷静に説明しましょう。
- 今日はもう寝たい
- 今日は勉強しないとヤバい
- 先生が厳しいから課題を進めたい
- 話を聞きたい気持ちはある
- 電話するのが嫌なわけではない
③S:specify(提案する)
妥協案や解決案を提案します。
具体的で現実的なものだと◎
- 明日私の方から電話する
- 学校の休み時間に話したい
- テスト終わってから話す時間をとる
- 体調が戻ったら電話する
- 声出せないからラインしたい
④C:choose(選択する)
提案の可否を尋ねます。
- どうかな?
- いいかな?
- 大丈夫かな?
- それでも平気かな?
ちなみに、心理学的な模範解答はこちら。
「ごめんね。今週は毎日アルバイトや学校の課題があったから疲れもたまっていて、今日は特に風邪のひきはじめみたいで体調が悪くて、熱もちょっとあるみたいなの(D)。だから今日は早く寝ようかなと思ってベッドに入ったところなの。心配そうな声だから相談にのってあげたいおはやまやまなんだけど……(E)できれば明日、体調がよくなってからゆっくり話を聞きたいんだけど、どうかな?(S)明日の夜に、電話を掛け直すのはダメかな?(C)」
なっが!!!!
んでもって言い訳くさい。
核はこれでいいと思うんだ。
もうちょっと実戦向きに考えてみると、
「ごめんね。今日ちょっと疲れてて…早くねたいかも…、明日でも大丈夫?」
これがベストです。
「王道中の王道やないかーい!」
「お前ここまで引っ張っておいて何がDESC法だ」
という怒りの声が聞こえて胃が痛いです。
アフターフォローで真摯な対応を
一つコツを挙げるとするならば
アフターフォローが重要です。
例えば、電話を切った直後にLINEをいれると誠実みが増します。
電話越しにごめんと言った直後にLINEでも
「せっかく電話もらったのにごめんよ…!」
「(ごめんねスタンプ)」
くらいのアフターフォローがあると丁寧な印象になるでしょう。
プラスして、時間がとれるようであれば、
次に会った時に「何か話しがあったんじゃない?」と話しかけたりするとBerry Good!!
最初の「もしもし」に全力を
最初の「もしもし」で勝負が決まります。
そのあとに、「具合が悪いから」とつなげるにしても、「熱っぽいから」と逃れるにしても、最初の第一声が「もしもぉーし☆」とテンション高めボイスだと、その先電話を切りづらくなるからです。
演技派女優になりましょう。
コールがなったら一息ついて、渾身の「もしもし」をお届けすることが重要です。
ちなみに、私レベルの対人無気力人間になると、電話を好まないオーラを常に身にまとうことに成功しているので、たいして仲が良くない友達からは、電話はかかってきません。
今かかってくる電話はだいたい「本気の悩み」か「泣くほどツライ出来事」があったとき。
こちらとしても友人のピンチならならいくらでも話を聞くので、そういう場合は何時間でも話します。本当に傷ついていそうなときは夜中でも会いに行くし。
人間ピンチの時に寄り添う人は絶対必要。
ガチのときは全力で向き合って、その代り、そうでもない時の電話はあまり重く考えず、とれる範囲でとるのが一番だと思います。ストレスがたまってしまっては元も子もないからね。
普段から「電話Welcomeキャラ」だと連絡がいっぱい来て大変だろうなぁと思ったのでした!
以上、友達からきた電話の断り方でした。
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