「意味のある事をしなければ」
という気持ちがある。
誰かに強制されたわけではなく、なんとなく。
怠けてはダメ、という暗黙の了解が、自分の中にある。
その方向に、幸せはないよ
資格の勉強をしたり、自己啓発本を読んだり、副業に取り組んだり、SNSで評価を求めたり「意味のある時間の使い方をするべきだ」という気持ちに従って、色々手を出してきた。
社会人になって、土日くらいしか自由に時間を使えなくなって「意味のある事をしなければ」という気持ちは、更に拡大したように思う。
この僅かな時間を有効活用しなければ、私はずっとこのままの生活を続けるんだって思うと怖くて、何か努力しないとダメだと焦った。
でも、3年ほど調査した結果、
どうやら私の幸せは、この方向にはないらしい。
体調を崩して、やっと気づいた。
この直感が当たっているかはわからないけど、最近はそんな気がしている。
意味の【ない】時間を必要としている
私たちINFPに必要なのは
意味の【ない】時間なんじゃないか、と思う。
学生の頃、私は小説が好きだったのだけれど、今じゃもう全然読めない。
小説を読む=時間の無駄という思考がチラついて「もっと役に立つ本を読んだ方がいいんじゃないか?」と実用書に手が伸びてしまう。ただ楽しむだけの読書ができなくなってしまった。
意味の【ある】時間ばかり追うと
意味の【ない】時間を楽しむ心が死んでいく。
私たちの良さって、想像力豊かで、物語にのめり込んで、誰よりも感動できるところにあったんじゃなかったっけ。そういうの全部「無駄だから」って傍に追いやっていたら、幸せから遠のいていくんじゃないかな。
心を蘇らせるいくつかの提案
「-したい」を大事にしよう。
自分の中の「-したい」を「それは無駄だよ」と無視しつづけると、何がしたいのか分からなくなってしまう。したかったはずの事すら、楽しみ方を忘れてしまう。
私たちは、「-しなきゃ」とか「-した方がいいだろう」っていう義務感ばかりを優先してしまいがちだから、たまには意識的に「-したい!」と思える事をしていくのが、幸せへの近道だと思う。
最近私が「-したい」と思った事
自分がしたい事が何かわからない人も多いと思うから、私がワクワクする「したい事」をいくつか紹介する。もし私のしたい事リストの中に、心がときめくものが合ったら取り入れてみてほしい。
ONE PIECEフィルムREDが観たい- キングダム(漫画)を観たい(←映画は観た)
- カラオケの大画面でグレイテストショーマンを観たい
誰もいない温泉に一人で行って長湯したい誰もいないサウナを独り占めしたい- 誰もいないプールで力尽きるまで泳ぎたい
- インストラクター付きでもう一回スノボがしたい
- 近場の神社を制覇したい(←少しずつ開拓中)
- パワースポットに行きたい(←いくつか行った)
- 滝行をしてみたい
- 火渡りをしてみたい
- 運を良くしたい(←幸運の木を買った。運気を上げる方法が書かれた本を買った。)
中・高の友達と会って現状報告会がしたい- フルーツ狩りに行きたい
果物からジャムをつくりたいレシピを見ずにつくれる「得意料理」をつくりたいヒトカラに行って同じ曲を永遠に歌いつづけたい- 全力でコスプレしてみたい
- 全力でゴスロリしてみたい
- 海外に行ってみたい
- クッキーを焼いて友達と食べたい
- ホームパーティーがしたい
- ゴルフをしてみたい
親に温泉旅行をプレゼントしたい- 青春18きっぷで出来るだけ遠くへ行ってみたい
- 目的もなく車を走らせて車中泊してみたい
「人生でやりたいことリスト100」と検索すると、たくさんの人がやりたいことをリスト化して公開しているので、より参考になる。一時期すごい流行ったよね。元ネタは、ロバート・ハリスさんの「人生の100のリスト」という本。
気持ちを綴る
INFPは、文章を書く能力が高いらしい。
私たちは、他人の話を聞いてばかりで、自分の事は話さない傾向があるから、文章能力を生かして、たまに文字でデトックスするのも良いと思う。媒体はnoteでも、SNSでも、日記帳でもいい。
私にとっては、このブログがそうなればいいなと思っている。
文字を書く作業は、自分の中から言葉を取り出す作業だ。そこがまた良い。自分の中から言葉を取り出そうとしているとき、他の情報はシャットアウトされる。
私は一時期、移動時間に中田敦彦のYouTube大学を観て、眠りにつくまでメンタリストDaiGoの動画を聞き流すなどしていた。情報過多すぎる。
私たちINFPには、考える時間が必要だ。
誰かに一方的に情報を与えられて「考えてる風」でいるのは、ちょっと違う。自分の思考に没頭する時間を持って、なんらかの形で外に出すと、幸せを感じやすい。
- 自分を高める努力をしよう!
- 誰かに認められるよう発信しよう!
- お金が稼げれば尚のこと良い!
…そんな風に努力して過ごすのも素敵だけれど、疲れを感じたならほどほどで切り上げてほしい。
自分のための時間を過ごそう。
意味のある事ばかり求めると、意味のない事の中にある幸せを忘れてしまうから。
参考書籍|今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト/武田友紀
INFPはHSP(=繊細さん)である事が多い。
この本は、繊細さんに向けて「成果主義をやめて、自分にとっての欲を大切に生きていこう!」と提案している。当記事を書く上で、とても影響を受けた。
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